3分でわかる!正視・近視・遠視・乱視・老眼

視力の低下からメガネを掛け始めた人も多いと思いますが、近視や遠視、乱視など、原因はその人その人で全く異なります。
でも自分の視力低下の原因が近視や乱視だとわかっても、それがどういう状態なのかうまく説明するのは難しいですよね。
今回は、代表的な視力低下の原因をご紹介したいと思います。

正視(せいし)

正視は、いわゆる「視力が良い状態」のことで、遠くの物も近くの物も適切に見ることができる健康な状態を指します。
光が網膜に正確に焦点を合わせることで、鮮明な映像が脳に送られます。正視の状態は、理想的な視力状態と言えます。

近視(きんし)

近視は、遠くの物がぼやけて見えにくく、近くの物は比較的はっきりと見える状態です。
光が網膜の前で焦点を合わせるため、遠くの物がぼやけてしまいます。近くの物は網膜に焦点が合いやすいため、近くは鮮明に見えます。近視の方は遠くの物を見る際にメガネが必要です。

遠視(えんし)

遠視は、近くの物が見づらく、遠くの物は比較的鮮明に見える状態です。
これは光が網膜の後ろで焦点を合わせるため、近くの物を見るときに過剰にピント調節の力を使ってしまうためです。
遠くの物は網膜に焦点が合いやすいため、はっきり見えます。
遠視の方は目の疲れや肩こりを感じやすいので、パソコンやスマホを使うときはもちろん、日常的にメガネを掛けて生活するのがおすすめです。

乱視(らんし)

乱視は、網膜上で光が複数の焦点に集まるため、物が歪んで見える状態です。通常、角膜や水晶体の形状が原因となります。
近くも遠くも歪んで見えることがあり、角膜の表面が不規則に歪んでいる不正乱視の場合は、特別なコンタクトレンズやメガネが必要となる場合があります。

老眼(ろうがん)

老眼は、40歳以降にピント調節の役割をしている水晶体が硬化して近くの物が見にくくなる状態です。
小さな文字が読みづらくなる、目を細めて見ることが増えるなどの症状が現れます。老眼鏡を使用することで、近くの物を鮮明に見ることができます。

まとめ

視力の異常は、日常生活に影響を与えることがあります。
正視、近視、遠視、乱視、老眼のそれぞれの状態に合わせたメガネやコンタクトレンズがあり、視力の問題を解消する手助けとなります。あなたの視力に合わせた適切な補正方法を見つけるために、眼科やメガネ店で視力チェックを受けることをおすすめします。