「薄い」は本当に快適?薄型レンズのメリットとデメリット

皆さんはメガネのレンズを選ぶ際、なんとなく薄型レンズの方が良いと考えていませんか?

もちろん、度数によっては、薄型レンズを選んだ方が見た目がキレイに仕上がる場合もあります。

ただ、薄型レンズにはデメリットもあるため、選ぶ際にはその点も考慮して選ぶのがベストです。今回は、薄いレンズのメリットとデメリットについてご紹介します。

メリット

1.レンズの厚みを抑えられる

薄いメガネレンズの1番の特徴は、フレームからはみ出しにくく、外見がすっきりとしている点です。特に度数が強めの人はレンズの厚みが目立ちやすいので、薄いレンズを選ぶことで厚みを抑えられます。

2.顔の印象が変わりにくい

レンズの厚みがあると、目の近くのフェイスラインがズレてしまいますが、薄型レンズだとズレが抑えられ、顔の印象をキレイに見せることができます。

3.視野の歪みが少なく、疲れにくい

薄型レンズは周辺部ので歪みが少ない傾向があります。これは、レンズの中心部から周辺部までの視野が均等になり、歪みが少なく違和感を感じにくいです。

そして歪みが少ないことで、目の疲れも軽減できます。

デメリット

1.値段が高い

薄型レンズほど、高屈折率の材料が使われています。そしてこの高屈折率の材料は一般的に高価なため、レンズの価格も薄いレンズほど高くなっていきます。

予算が決まっている人は、フレームとレンズの予算の割合を考えて選びましょう。

2.色収差

高屈折率の薄型レンズは、色収差がより顕著に現れることがあります。周辺部で色ずれや虹の効果が起こり、見ているものが滲んで見えることも。

そのため、カラーコーディネーターやデザイナーなど、色を正確に見なければならない仕事の人は注意が必要です。

3.レンズの強度とフレームの制限

高屈折率の薄型レンズは、材質が強くありません。そのため、ハーフリム(ナイロール)やツーポイントのように、レンズに負担がかかる構造のフレームには不向きです。(メガネ屋によっては選択不可の場合もあります)

まとめ

今回は薄型レンズのメリットとデメリットについてご紹介しました。

なんとなく薄型レンズを選ぶのではなく、自分の度数や作りたいメガネフレームのタイプ、使用頻度、仕事やライフスタイルなど、様々な視点でレンズ選びをするのがベストです。

とはいえ、どのレンズが自分に合っているかを決めるのは簡単ではないので、迷った時は気軽にメガネ屋に相談してみましょう。

納得できるレンズ選びができることを祈っています!